多くのゲストを満足させてきた敏腕料飲支配人に聞きました。
―お宿の料理の特徴は?
すぐ近くの銚子港で揚がる海産物がメインです。なかでも、銚子名産「釣りキンメ」や生マグロは、鮮度抜群のお刺身でご提供しています。
―ドリンクのラインナップは?
日本酒、焼酎、ウイスキー(ハイボール)、ビール、ワインについては、宿のコンセプトとしても大切にしている高級感にこだわって取り揃えています。ワインより、その他のものがほぼ同列で出ています。日本酒は、3種類の地酒の他、獺祭など全国的に知名度のある人気銘柄も揃えるようにしています。海外からのお客様は、せっかく日本にきたのだから、と日本酒を飲まれる方が多いですよ。
選ぶ楽しさを提供し、幅広い好みにお応えするためにも、日本酒のラインナップはこれからも充実させたい。お酒を飲まないお客様も増えているので、ノンアルコールカクテルの充実も急務です。
―「魚好」を取り扱うようになった経緯は?
組合からの「魚好」の案内を見て、すぐに「これを入れたい!」と思いました。魚に合うお酒をさがしていたところで、ちょうどぴったり当てはまる商品でした。組合が開発した信頼のおける商品である点、千葉の宿だけが提供できる限定品である点に加え、「仁勇」や「不動」といった銘酒で名高い鍋店が造ったのなら間違いないと思いました。
―「魚好」を取り扱ってみてどうですか?
既存の地酒とバッティングしてパイを奪い合っているというより、自信をもって勧められる「魚好」がラインナップに加わったことで、日本酒全体、特に2合ビンの売り上げが伸びています。
「千葉の宿でしか飲めない、千葉の魚に合うお酒」という非常に付加価値の高い商品。その理由(付加価値)が明確ならお客様に選んでいただけるのだということがよくわかりました。
―「魚好」をどのように勧めていますか?
お食事はレストランで提供しています。日本酒に興味がありそうなお客様へは「千葉の宿でしかご提供していない、千葉のお魚に合うお酒がございますが、いかがですか」とお勧めしています。非常に興味を持ってオーダーを頂いています。
レストランのメニューブックに組合から頂いたA4サイズのポップを入れ込んで使っています。単独のポップが目立つので、それも「魚好」が選ばれる理由のひとつになっていると思います。